一般的に言われていることは、CBDは通常2~5日間体内に残り続けるとされています。しかし、これは非常に大まかな推測である上、全ての摂取方法に言える訳ではありません。CBDがどれくらいの期間私達の体内に残るかは、いくつかの要因によって変わってきます。

体内での残留時間に関係する要因

CBDが体内に留まる時間を考える時、以下のこれらの項目を考慮する必要があります。

CBDの摂取量

他の多くの物質と同様に、摂取量が多ければ多いほどCBDは体内に残り続けます。

CBDの使用頻度

使用頻度は、体内に成分が残留する時間にも影響します。CBDは、定期的に摂取すると体内に蓄積される性質があると考えられています。不定期でたまにしか使用しない場合は、より早く体から抜け切ります。

あなたの体質

BMIや水分量、代謝は、CBDが自分の体内にどれだけ残るかに影響を与える要素の一つです。あなたの体は、恐らく私と全く同じではありません。皆それぞれ体質が異なり、これはCBDが人によって異なる作用・感じ方をもたらす理由の一つです。

他の食事

空腹時にCBDを服用すると、満腹時にCBDを摂取する場合よりも早く代謝・および排出されます。何をどれだけ食べ、どのタイミングでCBDを摂取するかによって、留まる時間や効果の出方に差が生まれます。

CBDの摂取方法

CBDを摂取するための方法は舌下オイルだけではありません。CBDの摂取方法は、効果が開始するまでの時間・持続時間・体内に留まる時間まで、全てに大きな影響を与えます。

CBDを摂取するための主な方法は次のとおりです。

  • CBDオイル(舌下オイル)
  • 錠剤とカプセル
  • 食用のCBDオイル・パウダー・グミなど
  • 電子リキッド(vape)
  • クリームとローション

CBDをvape(気化吸引)すると、肺に入ってからすぐに効果が現れ、すぐに体から離れます。舌下オイルも血流に速く吸収されますが、ベイプよりは効果が長く残ります。

グミやチョコレートなど様々な食品にCBDが添加されようとしていますが、どれも消化器系を通過してから吸収されるため、効果が出るまでに長い時間がかかります。

CBDの効果が機能するまでの時間

CBDが効果を及ぼすまでにかかる時間および持続時間は、CBDが体内に留まる時間に影響する全ての要因と同じものと関係します。

つまり、CBDの摂取方法・投与量・体質などによって大きな変化があるため、すべての人に「○○時間です」ということは無責任です。

一般的にCBDの効果が出るまでの時間が早いのがベイプ(CBDリキッド)です。ベイプでは2~3分程度、舌下オイルも高速な方法で、15分以内に効果を感じ始めることが可能です。

食品に添加したCBD(カプセルややグミなど)は、効果が現れるのに時間がかかり、実際に体内に吸収される割合も下がります。

薬物検査で検出されますか?

通常、CBDは薬物検査では表示されませんが、CBD製品にTHCが含まれている場合は表示されます。THCはマリファナの主な成分です。これが、マリファナの精神作用の原因です。

多くのCBD製品には 信頼できる第三者の検査報告書によって、THCが全く(ほとんど)含まれていないことが証明されます。製品の組成と品質によっては、薬物検査の結果において陽性になる 可能性があります。

THCが心配な場合は、選択するCBD製品のタイプに注意してください。簡単な内訳は次のとおりです。

  • フルスペクトルCBD フルスペクトル CBD抽出物には、THCを含む、抽出元の植物から自然に発生するすべての化合物が含まれています。もちろん、THCも含まれます。
  • 広域CBD。これはフルスペクトルCBDに似ていますが、THCを排除するプロセスを行っています。
  • CBD分離株。このオプションにはCBDのみが含まれ、THCは全く(ほとんど)含まれません。

CBD製品を購入する際は、必ず第三者機関の検査報告書を確認して下さい。フルスペクトルCBDを使用する場合は特に重要です。

まとめ

非常に多くの要因が関係しているため、CBDが私達の体内に留まる期間を正確に言うのは困難です。さらに、個人によってCBDに対する反応が大きく異なる場合があります。

CBD自体は安全な成分ですが、製品によっては薬物検査の対象であるTHCが含まれる場合があります。ネット上で見られる「セールス的なおすすめCBD製品」に惑わされることなく、くれぐれも信頼性・安全性を考慮した製品選びをお願いします。