CBDリキッド(ベイプ)とは?

CBDリキッドとは、麻由来の成分(カンナビノイド)の一種、カンナビジオール(CBD)を含んだベイプリキッドのことです。CBDには、抗不安・抗炎症・睡眠改善など、様々な医療効果が認められており、日々のストレスや睡眠障害で悩まされている方から、注目を集めています。効果については後ほど詳しく後述します。

CBDと聞くと、CBDオイル(CBDを溶かしたエッセンシャルオイル)が有名ですが、ベイプリキッドもメジャーなCBD製品の1つです。アトマイザー(気化器)で気化させたCBDを吸い込み、肺の毛細血管から直接体内の取り込みます。同じ量のCBDを摂取したとき、オイルを口から摂取するよりも吸収効率が高いことで知られています。

CBDリキッドの原料は何?

CBDリキッドは、主にグリセリンやポリプロピレングリコール(PG)などを元としています。そこに、麻から抽出したCBDや、フレーバーを追加するための香料を添加して製造されます。

えっ、グリセリン?と思った方もいるかもしれません。しかし、安心して大丈夫です。グリセリンは食品添加物として多くの食品に使用されており、身体に害のない成分です。

CDDで得られる効果は?

CBDには様々な医療効果が認められていると書きましたが、本当に効果は多岐にわたります。

軽度の症状

  • 睡眠の質の向上
  • ストレスによる焦りや緊張の緩和
  • 禁煙の手助け

CBDが改善にいい影響をもたらす軽度な症状としては、これらが挙げられます。睡眠が浅くて寝ても寝た気がしない。ストレスによって原因のわからない焦りを感じている。あなたは、これらにあてはまりませんか?会社や人間関係、SNS、その他様々なストレス要因の多い現代で、CBDが注目される理由がここにあります。

CBDリキッド(ベイプ)は禁煙・減煙に使えるという声もあります。ストレスを感じるとつい煙草を吸いたくなってしまうのが習慣になっている方もいるでしょう。CBDには抗ストレス作用があります。また、「蒸気を吸う」という動作は一般的な電子タバコと同じなため、煙草からCBDリキッド(ベイプ)に置き換えがしやすいというメリットもあります。

中程度-重度の症状

  • 不眠症の改善
  • うつ病の改善
  • てんかん・多発性硬化症などの神経障害の治療
  • 自閉症・ADHDの方の生活を助ける

CBDは、これらの中程度~重度の症状に対しても改善効果が期待できます。特に、これまではクリティカルな治療方法が見つかっていなかった神経障害の症状改善が期待できるのは大きいポイント。CBDの自然的なアプローチによる治療では、目立った副作用なく症状が抑えられます。

実際に、米国などではCBDや他のカンナビノイドを含んだ治療薬が患者に処方されています。まだ効果の実証段階ではありますが、腫瘍やがん細胞の抑制にもCBDが役立つという報告もあります。

さらなる効果についてはこちらの記事も是非。

CBDリキッドの吸い方

CBDリキッドは、「アトマイザー(気化器)」を用いてリキッドを気化したものを吸い込みます。

アトマイザーには複数の種類があり、手のひらサイズのものから、プルームテックに似たペンタイプのものまで存在します。CBDリキッド専用のアトマイザーであれば問題ありませんが、一般的なベイプ用のアトマイザーでは、電圧が高すぎてむせてしまったり、焦げ臭が発生してしまうことがあります。必ず、CBDリキッド向けのアトマイザー、または電圧調整ができるものを選びましょう。

アトマイザーの仕組みは簡単で、アトマイザーの中にあるコイル(電熱線やセラミック)が発熱し、リキッドが発熱されて気化する仕組みです。

ベイプでCBDを肺から摂取した場合、取り込んだCBDのうち約50~60%が体内で利用されます。オイル等を飲み込む方法(経口摂取)の場合は最大でも15%ほどしか利用されないとの報告があり、CBDリキッド(ベイプ)は生体利用効率の高い接種方法です。

CBDによる副作用はない?

CDBにこれほどのメリットがあるとわかれば、気になるのが副作用でしょう。嬉しいことに、CBDを摂取することによる大きな副作用はありません。CBDはカンナビノイドの一種ですが、もともと体内の機能として「内因性カンナビノイド」を生成する機能を私達がもっていることからも、うなずける話です。

ただし、大量に投与した場合には軽微な副作用が発現する可能性があることが判明しています。詳しくはこちらのページで紹介しています。