最近の研究では、市場にあるCBD製品の大部分が正しく測定されていないことを示しています。「3News」による調査によると、CBDに関して、あなたは得るものばかりではないかもしれません…。CBD製品を購入する前に、必ず目を通しておきたい項目です。

65%の製品で実際は少ないCBD量

消費者志向の監視団体による併せて59のCBD製品の調査では、米国で販売されているCBDオイルやベイプリキッド、ローションなどのCBD含有製品について、正確なCBD量とラベルが主張しているCBD量について調べられました。

結果はまさに「恐怖」を感じるものでした。

59の製品のうち34の製品に含まれているCBD量は、ラベル表記も20%以上少なかったり、もしくは多かったりしました。また、彼らが調査した製品のうち実に約65%の製品で、実際のCBDはラベル表示より少なかったのです。

逆に、33%の製品ではラベル表示よりも明らかに多い量のCBDが含まれていました。ラベルに正確なCBD量を表記できていたのはわずか2%でした。その際の内訳は以下の画像からも読み取れます。

考察されることの一つとして、現在、メーカーレベルで正確なCBD量の計測を計測することは難しいのでは無いでしょうか。カンナビノイドの定量計測機器の技術は現在も日々進化していますが、最新機器を購入し使用するコストを払える企業はそんなに多くないものと見られます。

また、計測機器が身近で無いことから第三者機関による計測もコストが非常に高いのが現実です。規制の緩い現在のCBD産業の中で、正確な成分表示よりも利益を追求した結果が今回のラベル詐称問題の根源だと思います。検査技術の向上とコストダウン、規制の強化や製品の認定制度を充実させるなどの政策が求められます。

調査結果の一部を公開(実名)

3Newsは、CBDの専門店、ベイプショップ、サプリメントショップ、ガソリンスタンド(米国ではガソリンスタンドや靴屋にまでCBDが並んでいます)、及びオンラインでCBD製品をピックアップしました。

3つのオイル、2つのグミ、1つのローションを購入し、フロリダの認定大麻試験施設である「Kaycha Labs」と協力し調査した結果の一部が以下のものです。

  • オンラインで購入したダイヤモンドCBDグミベアは、75ミリグラムのCBDがあると主張しました。Kaycha Labsによると、このパッケージには37ミリグラムのCBDしかありませんでした。
  • セブンイレブンで購入したヘンプボムCBDグミベアは、75ミリグラムのCBDがあると主張しました。Kaycha Labsは、パッケージのCBDはわずか26ミリグラムであると述べました。
  • パルマのLux VaporsのKoiオイルは、250ミリグラムのCBDがあると主張しました。Kaycha Labsは、260ミリグラムのCBDがあったと述べました。
  • LakewoodのCBDストアのサンディングオイルは、250ミリグラムのCBDがあると主張しました。Kaycha Labsによると、CBDは248ミリグラムでした。
  • オンラインで購入したLazarus Naturalsのペットオイルには、225ミリグラムのCBDがあると主張されています。Kaycha Labsは、247ミリグラムのCBDがあったと述べました。また、9ミリグラムのTHCが含まれていました。
  • GNCで購入した医師グレードのラグジュアリーローションは、100ミリグラムのCBDがあると主張しました。Kaycha Labsによると、ローションには102ミリグラムのCBDが含まれていました。

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CBD製品を購入する前にすべきこと

CBDを含む製品を購入する前に、その製品の営業をしている人に「第三者機関による成分の調査結果」を確認してもらいましょう。もしその会社が結果を提供できない場合は、すぐに別のメーカーへ離れて下さい。

また、他の簡易的なチェック方法として、「製品にQRコードが付いているブランドを選ぶ」という方法があります。スマートフォンのカメラでQRコードをスキャンすることで製品の成分調査結果を確認できる製品も多く出回っているとのことです(ただし、米国の製品に限る場合があります)

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